トルクアップの方法をまとめてみた

トルクアップ出力アップ

車を速くするという点では出力アップさせるのが普通かもしれませんが、今回はトルクを中心に見ていきます。

出力よりもトルク、特に低速トルクを上げるメリットとその方法についてまとめました。

 

スポンサーリンク

低速トルクを上げたほうが経済的

まず、出力の単位は[ps]または[kW]です。

このうち[W](ワット)は、知っている人も多いと思いますが消費電力の単位でもありますね。

そしてこの[W]をさらに分解すると[J/s]になります。

つまり1秒あたりに消費されるエネルギー(または「発揮される仕事」)ということです。

 

これは、出力が高い方が速度が出るけど、同時に消費エネルギー(燃料)も増えるということです。

ちなみに、トルクと回転数をかけ合わせると出力になります。

つまり、低トルク低回転が最も経済的ということになります。

しかし、トルクが低すぎては実用性がありませんよね。

なので、スポーツカー等を除く現在の乗用車のほとんどが低速トルク重視の低回転型エンジンになっています。

今の技術力だと、低燃費なエンジンを積んだ軽自動車ですら140km/h以上出せるものが存在します。

つまり、最高速を犠牲にしてトルクを上げても高速道路を走るだけの余地はあるということです。

 

スポンサーリンク

トルクが上がれば加速が上がる

トルクというのは「回転運動における力」であり、力の大きさとは「ある一定の質量の物体にどれだけの加速度を与えられるか」と読み替えることができます。

別の見方をすると、ある物体の質量と、その物体のある時点での加速度をかけ合わせると、その時の物体に加えられた外力になります。

つまり、同じ質量でもトルクが大きい方が速く加速することが分かります。

街乗りにおいては軽自動車ですら十分な出力(最高速)を持っているため、低速トルクを上げたほうが実用的かつ効果を体感しやすいはずです。

ということで、低速トルクを上げる方法をいくつかご紹介します。

 

スポンサーリンク

トルクアップ方法

①:点火系の強化

ガソリンエンジンでは燃焼室において火花を散らすことで点火しています。

つまり、ガソリンをすべて燃やすには時間がかかり、燃え残りも発生しうるということになります。

ここで点火時の火花を強化することで、より確実にガソリンを燃焼し、発揮しきれていなかったパワーを取り戻すことができます。

この時に交換するパーツとしては、点火プラグやプラグケーブルが挙げられます。

また、安定した電圧を供給するという点ではバッテリーにコンデンサーを取り付け、電圧変化(ノイズ)を抑えることも効果があります。

 

②:吸排気系の交換

エアクリやマフラー、触媒などを社外製の低抵抗なものに変えると吸排気効率が上がります。

しかし、社外マフラーなどは低速トルクを犠牲にして最高出力を上げているものが多いので、選ぶ際には注意してください。

低速トルク重視の場合は吸排気系を下手にいじらないほうが無難かもしれません。

 

③:タイヤとホイールの小径化と軽量化

トルクそのものの増加ではありませんが、タイヤ外径を小さくすることで、タイヤ表面に発生する駆動力を上げることができます。

その代わり欠点として最高速が下がります。

そのため、CVT以外のトランスミッションの場合、ギア比の影響で駆動力は上がるものの加速はほとんど変わらないこともあります。

また、あまりにも小さくしすぎると車検に通らなくなる可能性もあるので注意してください。

 

さらに、タイヤおよびホイールの重量を減らすことで駆動抵抗が減り、加速が速くなります。

ホイールのインチダウンをする際はブレーキキャリパーとの干渉に注意してください。

 

④:アルミテープ(静電気対策)

エンジンに取り込む空気は途中で静電気を帯びてしまい、これによって吸気抵抗を生じてしまいます。

そこでアルミテープを適切な位置に貼ることで、静電気を取り除いてくれます。

最もお手軽なチューニングなのでぜひ試してみてくださいね。

 

⑤:アース線の増設

アース線が劣化すると、電気抵抗が上がり、本来よりも電流が少なくなってしまいます。

そこで、アース線を増設すれば通常よりも少ない抵抗値にすることが可能なため、より多くの電流を流すことができます。

こうすることで点火プラグで発生する火花が大きくなり、より効率よく燃焼されることが期待できます。

ちなみにトルクだけでなく、エンジン以外の電装品にも効果があります。

アース線の設置場所はエンジンルームだけでなく、マフラーにも設置することで、溜まった静電気を取り除き、排気効率を上げることができます。

 

⑥:ターボおよびスーパーチャージャー(後付けまたはブーストアップ)

NAの車に新たに搭載する場合は圧縮比などを変える必要があり、吸排気系も違ったりするためあまりお勧めはしません。

効率的に出力を上げるという点ではターボなのですが、低速トルクという点ではスーパーチャージャーがおすすめです。

エンジンの力で駆動するため、ターボと違って駆動損失があるものの、低回転からしっかり過給してくれるため、低速トルクがかなり上がります。

ターボも小さいタービンを選べば低回転から過給してくれると思いますが、やはりレスポンスではスーパーチャージャーにかないません。

さらにブースト圧を上げれば、もっとトルクが増しますがエンジンへの負荷も増えるためやりすぎは注意です。

 

⑦:燃調(ECU)

吸排気系やブースト圧などを変更した場合は空燃比が変化するので燃調を再設定することをおすすめします。

ただし、元々燃調が濃いめの場合であれば、吸排気系を変えた程度だとむしろちょうどよくなったりしますので、状況によります。

 

スポンサーリンク

最後に

とりあえず僕が知る限りのトルクアップ方法をまとめてみました。

まずは点火系や吸排気系、アース増設あたりがおすすめですね。

アルミテープや、これと同じ類のものはオカルトっぽさを感じるものの、きちんとしたデータもあるので試してみることをおすすめします。

ちなみに、低速トルクという点に絞っていえば、エンジンをモーターに変えてしまうというのも一つの方法です。

エンジンはある程度回さないと最大トルクを発揮しませんが、モーターは発進時に最大トルクを発揮します。

なので、エンジンを色々チューニングするより、もしかしたらEVやハイブリットにした方が効果的かもしれませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました